先日公開された「おなごテツのテーマができるまで--フェミニズムって、そもそもどうなの?--」という記事を読み、コメントを書こうとしましたが、長くなってしまったので記事にしました。
フェミニズム、難しいですよね。どういうわけか「戦う」「革命」みたいなイメージがあり、これまで直視を避けてきたような気がします。
ぼくもこの番組を見ました。番組の中で「心的外傷と回復」の説明があり、「女性というだけで、戦場と同じ環境にいるんだ」ということを知って驚き、とても悲しくなりました。ぼくの家族にも、同じようなことが起きるかもしれない。それっておかしいんじゃないかと思ったんです。
上野千鶴子さんの東大の祝辞の中に、こんなコメントがあります。
世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひとたちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。
あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。
女性が置かれている環境、仕組みについて考え始めたぼくは「大切な人たちが、頑張ったら報われる社会で生きられるようにしたい」と思うようになりました。
そのためには、環境を作ること、整えていくことがとても大切なんですね。そういった考え方の一つが「フェミニズム」なのかもしれません。
フェミニズムという言葉には、すでに強いイメージがついてしまっていますが、本質的には「頑張ったら報われる社会」を作るということなのかなと。おなごテツでどういった話になるのか分かりませんが、レポートを楽しみにしています。
(けんた)