なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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強者

家の近くの線路をくぐる通路は小学生の登校ルートにもなっている。登校時間にはあちこちから来た小学生のグループが次々と通り抜けちょっとした壮観である。ここは、自転車と人が通れるようになっているので、当然人と自転車は交錯しやすい。最近、安全のために歩行者用のレーンと自転車用のレーンを分離し、自転車用レーンの入り口には、一旦自転車を降りて押し歩きをするための柵が設けられた。

確かに、通行する人の安全は確保されるようになったのだが、当然ながらルールを守らない人がいる。
人気の少ない時に、自転車から降りずに歩行者用レーンを一気に通過する人、自転車用レーンを歩く人と、どちらのグループも決めた通りにしない人がいる。自転車を降りずに歩行者レーンを通る人にだけマイナスの感情が湧く。ルールを守っていないという点では同じなのに、なぜだろうと考えた。

分かれば簡単なことなのだが、この歩車分離のルールは自転車から人を守るためのものであり、自転車が強者だからこそのルールなのだ。色々なことに強者・弱者があり、弱者を守るための基準が設けられる。それが自分の感覚に埋め込まれているとわかった体験である。

PS
 「当然ながらルールを守らない」という文を考えていて、「残念ながらルールを守らない」と私は書かないと思った。これもまた、ルールに対する私のスタンスなのである。

(寺)