2023-06-01から1ヶ月間の記事一覧
欲望を満たすために、肉体があるのだろうか。若い頃は、そう考えるほうが自然だったかもしれない。際限なく欲望を追い続けるだけの体力、エネルギーがあった。 ところが、年齢を重ねるたびに身体にお伺いをたてることが増えてきた。今やバイキング形式の食事…
「願う」という行為は「意志」とはどう違うのか。 朝、目が覚めてTVのリモコンを探し見つける。そしてボタンを押す。 そこには大袈裟だがTVをとにかく点けようという「意志」がある。 いちいち、「お願い!TVさん。点いて」とは願わない。 雨が降っている。…
6月24日の哲学カフェのテーマは「待つとは」でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 カフェで話題に上ったトピック 待っている時に悪い結果を想像する人と良い結果を想像する人の違い 考えた通りに進むのを待つのと、想定外の出来事を楽…
6/12『悪口やいじめの生まれるところ』を拝読し、ふと『悪気(わるぎ)』という言葉を思い出しました。AさんがBさんに、Cさんについてのちょっとしたグチを言う。その時、最後に「でもCさんも悪気はないのよね」と付け足す。さて、これは悪口でしょうか。 多…
先ほど遭遇した出来事を文章にしてみましたが、この理解できる不可思議な現象の目撃談はなんと呼べばよいのでしょう?みなさんでタイトルを考えてみてください。 ------- スーパーに買い物に行くと、2台のパトカーと野次馬がそこにいた。店員さん曰く、事故…
『目に青葉/山ほととぎす/初鰹』今回のReal哲学カフェは視覚/聴覚/味覚のうち目あるいは耳の記憶定着をめぐる違いから対話が始まった。 中世ヨーロッパでは目よりも耳が幅を利かせてたと言う。本を黙読する習慣はなく、本は貴重品だったこともあって一冊の本…
6月17日の哲学カフェのテーマは「「話す」ことと「書く」こと」でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 カフェで話題に上ったトピック 話すときの目的は他者に向かい、書くときの目的は自己の内省 頭の中でどこまで考えてから話す/書く…
4月8日の「信頼される人とは」についてブログを書こうとしていたら、夫がこんな提案をしてきた。「昆虫採集について、なごテツのみんながどんな意見を持っているのか投稿記事にして訊いてくれないか?」と。 夫が言う昆虫採集というのは、主に蝶のことで、…
「人の目、神の眼」にコメントを下さった方にも書いたことなのだが、まったく反応が無かったので、ここで改めて問いたい。 電子はレプトンと呼ばれる素粒子のひとつと考えられている。そして、ここからが驚くべきことなのだが、このレプトンには内部構造が無…
人が集まると話題になりやすいのが、共通の知人の噂話だ。これ自体はよくあることだが、その場の状況や人の組み合わせによっては、悪口に転じていくことがある。 多くの人が、目の前にいる人達との和を大切にして暮らしている。過剰な気遣いや、その場を盛り…
最近気がついたのですが、キャベツの炒め物は混ぜなくても火が通る。 もちろん火の通りにムラが出て、下の方は焦げる。個人的には火の通りや味付けにムラがある方が食べ飽きないので都合もよい、このあたりは好みで分かれるのでしょう。一応、中華鍋を振って…
せっかく楽しみにしていたコーヒー、『オールドハワイ・コナ』も何故かその店では切らしていた。「仕方ない、諦めるか。また今度来た時にオーダーするよ」店の人にそう言って似てもいない『グァテマラ SHB』を代わりに頼んだ。 「仕方ない、諦めるか……」今ま…
その昔、パソコンがまだ一般的でなかった頃、「パソコン買おうかなー」などとつぶやくと、家族や友人から「なにに使うの?」と聞かれた。「いろいろ調べたりとか」「なにを調べるの?」そう聞き返されて、「確かにねぇ、なにを調べるんだろう?」と思った。…
6月3日の哲学カフェは、テーマその場決め。投票の結果、テーマは「適度な娯楽とは」になりました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 カフェで話題に上ったトピック 「適度な娯楽」と「過度な娯楽」の判断基準 「娯楽」と「趣味」の違い ぼ…
「美しい」 この写真に、この言葉をつける時、私は残念に思う。サイクリングで通る狭い道にある、石でできた道標。ある日曜日にふとこの花があることに気が付いた。桃色で今まさに開こうとする時の形なのであろう。苔や石の背景に際立った姿が目に飛び込んで…