なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

花は咲き誇らず

桜の開花時期ですね。桜以外にもたくさんの花々が開花してくる季節ですが、先日ふと『咲き誇る』という言葉に違和感を覚えました。満開の花はたしかに華やかで、振り仰がずにはいられない艶やかさですが、花自体は『誇って』いるのでしょうか。花はそれぞれ…

名誉な「名誉」と不名誉な「名誉」(@Real Café)

相手の価値観を自分の価値観に合わせるには、どの様な方法があるだろうか。 ひとつには力ずくで無理矢理、脅迫して実行するやり方。 しかし、もっと具合よく相手の方が本当にこちらのほうの価値観を素晴らしいものだと認め採用してくれるという方法がある。…

「BLUE GIANT」が描く共感的空間

MKさんが「共感と身体性」という記事で「合奏や合唱、セッションのように共同演奏中の奏者には、聴き合おうという意識が働くはずだ」と書かれていたので、先日見たアニメ映画をご紹介します。ずっと気になっていた『BLUE GIANT』という作品です。 私はもとも…

編集部よりお知らせ:3月23日「区別する気持ち」特設ページ(コメント募集)

3月23日の哲学カフェのテーマは「区別する気持ち」でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 カフェで話題に上ったトピック 似た言葉:識別する/認識する/分ける/区別する/差別する/分別する 区別と差別の違い 区別は理性的なもの、…

共感と身体性

私達は何かが上手くいかない時に、頭で考え言葉を尽くして解決しようとしがちだ。哲学的手法はその代表かもしれない。だが、身体を使うことで解決を促せることも多いのではないだろうか。 てんとうむしさんが、先日の「議論と対話」ブログ内のコメントで「立…

対話の成立条件

「対話」の成立条件について考えていた。 だが、どうして「対話を成立させなければならない」と考える、或いは感じるのか?会話や雑談ではダメなのだろうか。ダメでは無いのだろうが、それらでは物足りないと感じる時があるということなのか。それほど個人間…

坐禅と瞑想の違い

からすさんの記事に坐禅のことが書かれていたので、私も少し書いてみます。といっても体験の話ではなく、言葉の定義の話です。 哲学カフェの雑談時、たまに瞑想という言葉が出てきます。そのとき瞑想と坐禅がほぼ同じものと扱われることがあり、モヤモヤしま…

編集部よりお知らせ:3月16日「メロスはなぜ走るのか?」特設ページ(コメント募集)

3月16日の哲学カフェのテーマは「メロスはなぜ走るのか?」でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 カフェで話題に上ったトピック もっと恐ろしく大きいもののために走るとは? 走れメロスと命令しているのは誰? 信じる、Calling、人間…

坐禅を通して感じていたことを言葉にしてみたくなり書いてみます

坐禅を通して感じていたことを言葉にしてみたくなり書いてみています。もしこれから真剣に禅をしてみたいと思う人は、見るべきではない内容になるかと思います。 ・なんのために座るのか?わかりません先を行く人の姿に希望を感じたからその時感じていた苦し…

議論と対話

私がなごテツに参加するようになったのは、「対話」というコミュニケーションを学ぶためでした。きっかけは、“イノベーションを起こせるのは「対話」だ”という職場の上司の言葉です。上司は「ディベートでの“議論”は、弊害をもたらしている」と言ったことも…

哲学カフェで大事にしたいこと

「ズームバック x オチアイ」のプロデューサーである河瀬大作さんが、『過去を巨視して未来を考える』(落合陽一)の前書きで「ズームバック x オチアイを制作する上で守べき3つのルール」について紹介していました。本記事では、これを哲学カフェに適用でき…

八つ当たりの矛先

自分とは、一番身近くにいる物言わぬ便利な生体だ。大抵は反論もせずに、思ったことをすぐに実行してくれる。自分のことはよく知っているし、このくらいのことには耐えられると考えがちだ。 だが、他者にとって困難なことなら、自分にとっても困難なはずだ。…

老いても美しく?

ある時、「老いても美しい(カッコいい)人は素敵」という価値観を自分が持っていることに気づいた。年老いて醜くなることを「よくない」ことだと感じていたのだ。 皺ができ、シミもでき、肌はたるみ、白髪が増え、髪が薄くなり、姿勢もわるくなり…。そんなこ…

想像力が生み出した存在(@Real Café)

『どんな鳥も想像力より高く飛べる鳥はいない』寺山修司の言葉である。だから、抽象的なぼんやりとした恐怖はめちゃめちゃ恐ろしい。その恐ろしいものに「かたち」を与えてやる。制限を加えるのだ。そうしてやると、その恐ろしさが幾分やわらぐ。どなたかが…

編集部よりお知らせ:3月2日「対話とは」特設ページ(コメント募集)

3月2日の哲学カフェのテーマは「その場決め」。参加者から提案されたテーマの中から選ばれたのは「対話とは」でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 カフェで話題に上ったトピック 対話と会話の違い 自分との対話 対話に結論は必要か 対…

私が知らないこと

先日読んでいた本に「一生の内に、図書館にある本の1%も読めない」と書いてあった。図書館を見て回るのは楽しい。「この辺りの本は、私は絶対に読まないだろう」という書架が続いているところもある。大型の本屋でも私が読まない本が展示されているところは…