2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧
先日『ヒトラー~最期の12日間~』という映画を観た。連合軍に包囲され、陥落間近のベルリン。ヒトラーとその側近が司令部に籠るが、打つ手は何もない。砲撃・爆撃が続きドイツの敗北は秒読み段階。側近はヒトラー亡き後のドイツの敗戦処理に頭を悩ませてい…
10月28日の哲学カフェのテーマは「自分と自己 」でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 カフェで話題に上ったトピック "I" としての自分 、"Self", "Sein"(存在)としての自己 一人称としても使う自分、三人称的な自己 他人から見た…
※この画像は、本文の内容を基に、ChatGPTのDALL・E3というプラグインを使って生成しました。 先日、あるところで『ゾミア』という本を紹介されたので図書館で手に取ってみました(高くて買えません……)。興味深い内容なので、監訳者の言葉を紹介します。 この…
2021年5月19日に発売された「ヨワネハキ」という曲がある。 youtu.be この曲を聴いて、私は暗澹たる気持ちになってしまった。実際どうなのかよくわかっていないが、もし今、多くの若人がこんな気持ちで生きているとしたら、とても切なく、申し訳ない。とくに…
先日の哲カフェのテーマは『孤独について』。既視感があるが、人気のテーマなのだろう。孤独は実際肉体的苦痛だと思う。けがをした時、その痛みのパルス信号がたどり着く脳の部分組織と同じ場所が、孤独による苦痛でも破壊されるそうだ。そういうガチな孤独…
10月21日の哲学カフェのテーマは「目的意識」でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 カフェで話題に上ったトピック 目的と目的意識の違い 目的意識は他者と共有するもの? 個人で持つもの? 目的意識と、信じる/疑うのバランス ネガティ…
先月、中尊寺を見てきました。かつて松尾芭蕉がこの地を訪れたとき、深く悲しみながら詠んだ句が「夏草や 兵どもが 夢の跡」だったそうです。 中尊寺は嘉祥3年(850)、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁によって開かれましたが、大規模な造営に着手したのは、…
争いや諍いが止まらない理由のひとつに、「人は皆、理解し合えるはず」という思い込みがあるように思う。実は、他者を理解できたと思うこと自体が幻想で、理解できない状態のほうがデフォルトなのではないか。 他者を理解できない状況は、人にとって不安定だ…
カモナンバン。カモは鴨のことだと直ぐにわかるが、ナンバンとは?南蛮であろうことも、直ぐに推測できる。異国という意味も。鴨異国そばとは何故?江戸時代、異人がやたらとネギを食していたことから鴨ネギそばのことを鴨南蛮そば、と言うようになった、と…
10年前、救急医療の臨床現場で勤務する学生時代の友達が言っていた言葉を今も時々思い出す。その友達は、「人様にだけは、迷惑をかけないようにしなさいよ」「他人に迷惑をかけなければ、何をしたっていいじゃない?」という言葉が嫌いで、こんなことを言っ…
以前、このブログで久能整くんの名言をご紹介したら反響があったので、調子に乗って第二弾を書いてみます。今回ご紹介するのは、「ミステリと言う勿れ」1巻で整くんが青砥巡査部長に取り調べを受けているときに出てきたセリフです。以前のブログでも少しだけ…
普段家でPCを開く時間は、ほとんどない。このブログを読むのも書くのも、スマホを使っている。先日、家で久しぶりにPCを開いた時に、はてなブログに初めてログインしてみた。 PCで見るなごテツブログは、同じ内容のはずなのに、なぜか広々した場所にいるイメ…
10月7日の哲学カフェのテーマは「その場決め」。参加者から提案されたテーマの中から選ばれたのは「孤独とは何か」でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 カフェで話題に上ったトピック 孤独と帰属感(居場所)の関係 孤独と依存の関係…
先日、『一汁一菜でよいという提案』という土井善晴氏の著書を拝読し、とても心にしっくりきた。簡素な食は美しく清々しい。そして気楽、らくらく。私の食に関しては、そもそもグルメでもないし小食なので、ご飯と具沢山味噌汁、あとは漬物くらいでOKと言わ…
『どうせ最後は死んじゃうのに。どうして人間は生きなっきゃいけないの?』 こんな疑問を子供から浴びせられたり、あるいは自身で考えたことがあるだろうか? 僕は長いことこんな問いは意味のないものだと思ってきた。 だけど今や個人的な理由から、時折頭を…
毎朝、PCのビューワーで新聞を読んでいます。といっても見出しを眺めながら拾い読みをするだけで、あまりしっかり読んでいるわけではありません。楽しみの1つは、下に掲載されている本や雑誌の広告です。 先日「街場の成熟論」というタイトルが目につきまし…