なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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ナイトシェード

ナイトシェードとは有毒性の植物を指すことのようですが、興味を持ったのは同名のプログラムについてです。
AIの開発企業等がAIを学習させる際に無許可で画像データを収取することへの対策として、汚染されたデータをインターネットにアップロードしておく方法、わたしはそんな理解をしています。アーティストが自分の作品にナイトシェードを施しておくと、人間の目には犬に見えている画像が猫になったり、足が多くなったりと学習データとして使用できないだけでなく、AIが取り込んでしまうとそのデータを特定して削除しなければ汚染を取り除くことができないそうです。AIに犬を描かせると、猫のような犬になったり、足が6本あったりするようになるそうです。『岡本太郎の自分の中に毒を持て』のリアルバージョンなのか仮想バージョンなのかと面白く読んでいましたが、AIの学習データを汚染させることはこれから怖い現実になっていくのでしょう。
とはいえ、これはAIに限ったことではなく、合衆国の大統領選で話題になったポスト・トゥルースにように、信じたいウソを事実のように思わせることは、本屋のそれっぽい棚にそれっぽい本があふれかえっているのを現実で目にすることができる。もちろんネット上には星の数ほどあり、歴史書の中にも様々な実例が残されている、騙そうとした実例、騙そうとしている歴史書、その組み合わせなど、事実とウソの攻防は言語と共に発生したのか、それともウソをつくために言語が発生したのかと考えさせられてしまいます。

(からす)