なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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個人と集団のお勧めの違い

なぜ人は、自分がいいと感じたものをほかの人にも勧めたくなるのだろう。一番には、自分の感じた感動や素晴らしさを多くの人と分かち合いたいという情熱によるものだろう。勧める側が集団だった場合は、個人とは違うのだろうか。集団であるために他の要素も働くのかを考えてみた。

政治、経済、宗教、芸能、あらゆる分野で、目的と感情を同じくする人が集団になる。その場合、目的への推進力は個人の何倍にも増強される。集団の人数が増えれば、それをまとめるための場所やイデオロギー、ルール、教義が生まれる。そうすると、いずれ組織運営という、本来の目的とは別な側面が必要になってくる。目的の実現と組織運営の両輪を上手く回すために分業化が進む。それにより、業務として営業や布教活動が強化されるのではないだろうか。これが、個人とは違う集団のお勧めのベースになっているように思う。純粋に対象に向かう個人のお勧めとは、質的に異なるように感じる。集団のイデオロギー、ルール、教義が加わるし、組織運営には経費もかかる。

なかには、目的<組織運営になってしまう集団もありそうだ。そこで集団のあり方に疑問を持った一部は離団し、新派や新教団を作るのかもしれない。だが集団であるかぎり、組織運営はついて回るのだろう。

個人のお勧めと集団のお勧めは、カラーも圧も違いそうだ。どちらにしても、合わないと感じた時はさらりと受け流す術を身につけておきたい。

(MK)