なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

● なごテツからのお知らせ ● ←ここをクリック!


おなごテツとホワイトボード

先日のおなごテツ (テーマ:みんなちがって、みんな〇〇) で進行役を務めるに当たり、ふと思いついてZOOMのホワイトボードを使ってみることにしました(当日の対話の内容については、おなごテツブログに発言録がありますので興味のある方はご覧ください)。
今回私がこれを試した理由は、アイデア出しやブレストで威力を発揮するホワイトボードが、ワークショップではない普通の哲学対話でどのような効果を生むのか(あるいは邪魔になるのか)を見てみたかったからです。

前半は、取り合えず思い思いに自分の考えを付箋に書き、他の人の付箋にコメントを付けたり図形を描いたりしながら、色分けによる分類を経て後半のテーマを選ぶという流れでした。一度に全体を視界に収めることができ、視覚的要素による一定のサポート効果があったと思います。
後半はホワイトボードを消していつも通りお顔を見ながら対話しましたが、前半に時間を取られたため後半の対話が時間不足になった感がありました。ホワイトボードを眺めながら対話するという方法も考えたのですが、聞いている方も含めて、全員のお顔を拝見しながらの方が対話しやすいというのが実感です。
無難な結論ですが、最初にテーマや方向性を絞り込む時に短時間でさっと使って、後はいつものスタイルでじっくり話すと良いのでは、というところに落ち着きました。事前にボードを共有し、書きたい人は書き込んでおく、という方法もアリでしょうか。

本編終了後、皆さんに感想(メリット/デメリット)を聞けたのも楽しかったです。こういう時、ただ「勉強になった」という感想ではなく、具体的にここが良かった、ここはこうした方がいいのでは、と率直かつ和やかに言っていただけるのがおなごテツの強み?でしょうか。チャットに書き込むよりホワイトボードの方が書きやすいという意見は新鮮でした。物理的に目が疲れる、は私もそう思いましたし、対面で模造紙を使う場合との違いも納得です。

ツールは所詮ツールですが、それを使ってみることによって、無い方がいいとしたら何故なのか、効果があったとしたら今まで何が足りなかったのか、どう工夫すればもっと良くなるのか、そういうことを考えるきっかけになるのではと思います。
ただし、目的はあくまで対話を広げ、深めることなので、本末転倒にならないよう気を付けなければなりません。こんなツールを使ってみたい、こんな方法はどうだろう、という案がありましたらお寄せください。みんなで実験(trial and error and error....)を楽しみましょう。

♪た~たくよりたたえ合おう~♪

(福) 埋め草担当