私がまだ若いころ、コミュニケーションのセミナーに参加したことがありました。色々な実践演習をする機会があったのですが、いまだに忘れられない光景があります。
それは、3名が交代で行う演習でした。一人がテーマに沿った話をし、もう一人がそれを傾聴するというものです。私は、3人目の観察者でした。
私が観察する番になって、傾聴する役の方の様子を見ていると、その方はほとんど体を動かしませんし、表情も変えません。しかし、話をしている方が安心して話を聞いてもらえているとことがはっきりとわかりました。演習前の説明に沿って、前のめりになり、大げさにうなずいていた自分が恥ずかしかったです。
何かその方から発信するものがあったのでしょう。今でも1つの目標です。
(寺)