なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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エッセイ

水がおいしい

久しぶりに体調を崩した。風邪薬を飲んで一晩寝れば、次の日は何とかなるという健康状態で数年暮らしていた。それが、数日布団から出るのが大変な状態になり、病気はつらいものであると思い知った。これはコロナだと直感したが、外れていたのは幸い。発熱外…

湯たんぽと時節因縁

1月に「湯たんぽ」という記事を書いて、その素晴らしさを布教したにも関わらず、うっかりくるぶしに低温火傷を負ってしまいました。油断…。 低温火傷、ナメてました~~~ 弱火だとじっくり中まで火が通るように、ダメージが意外と大きいです。 痛いよぉ(/_;…

「世界はうつくしい」、と

時折ページをめくる本がある。 詩人、長田弘氏の「世界はうつくしいと」という詩集。 ここに引用することができなくてざんねんだけれど、手にとってページをめくると呼吸が整う。ホッとする。 自分の中心に戻る感じがする。 なんでもない日常こそが、価値あ…

Enjoy Your Life!

自分が死の直前にあって、これまでの人生を振り返るという思考実験をしてみましょう。はたして、自分の人生は、悔いのない、納得のいく、充実した、満足できるものであったでしょうか?もし、そうでなかったならば、何をしておくべきだったのでしょうか?ど…

「絶望の虚妄なるは……」 -- 魯迅の言葉に今思うこと

現代中国文学の父とも言われる魯迅は、『希望』(1925年発表)という作品の中でハンガリーの詩人ペテーフィの詩を引用し、次のように訳しています。 「絶望之為虚妄、正與希望相同」(絶望の虚妄なるはまさに希望と相同じい) 岩波文庫版『野草』(竹内好訳)…

難しい問題

「これは難しい問題だ」 なんだか手の動きが違う。風呂場で顔を洗っていたのだが、手の動きが変わっていることに気が付いたのである。 どうしたんだろう。そうか。手が今までよりも上の方まで動いているのだ。額が広くなったからだ。歳を取ったらこうなると…

守りたい、守られたい

おなごテツ「守りたい、守られたい」に参加し、皆さんとお話をして、終わってからいろいろと考えが浮かんだ。 ふと思ったのが、映画、ドラマ、アニメなどの守る側の主人公のこと。主人公はかっこいいヒーローとして描かれるが、守られる側がかっこよく描かれ…

「生きている」とはどういうことか。

「no art no life」 というNHKの番組がある。 説明には、このように書かれている。「日本各地の“表現せずにいられない”アーティストを紹介する番組」この番組を見る度に「生きている」とはどういうことか、と考えさせられる。 最近放送された、前田康宏さん…

体から発する

私がまだ若いころ、コミュニケーションのセミナーに参加したことがありました。色々な実践演習をする機会があったのですが、いまだに忘れられない光景があります。 それは、3名が交代で行う演習でした。一人がテーマに沿った話をし、もう一人がそれを傾聴す…

なぜ人を殺してはいけないのか?(久能整 名言集)

1月10日にスタートした「ミステリと言う勿れ」というドラマが話題になっています。ご覧になったという方も多いのではないでしょうか。 私は原作のファンで、ドラマ化を楽しみにしていました。菅田将暉さんが久能整くんを演じると聞いて、正直「イメージと違…

「怒り」と退職届

「だからそれ違うだろー(# ゚Д゚)!!」 現在の会社で働いて10年は経つが、声を荒げたのはこの時が初めてだった。相手は毎日顔を会わせている同僚で、何かにつけ私に嫌味な態度をとる人間である。そしていつも私に感情的なものの言い方を隠さず、こちらは一方的…

未完の大作のその後

未完の大作と言われて最初に思い浮かぶのが『カラマーゾフの兄弟』です。この作品は現在刊行されている第一部と、作者の死によって書かれなかった第二部とで構成されており、第二部の展開については様々な議論があります。2021年11月にEテレの100…

天国に一番近い県

島根県は毎年自虐カレンダーを発行しており、そこに載っている自虐コピーが県民に密かな人気なのですが、初期のコピーに「天国に一番近い県」というのがあります。要は超高齢県ということです。2021年の敬老の日前後に行った調査で、10万人あたりの100歳超人…

湯たんぽ

昭和の名作漫画「じゃりん子チエ」の中に、チエちゃんのおばあちゃん菊さんのこんな名セリフがある。 「ひもじい、寒い、もお死にたい。不幸はこの順番で来ますのや」 当時中学生だった私はつくづく感心した。 ということは、ひもじさと寒ささえ避ければ不幸…

ヤドリギ

写真は「ヤドリギ」です。 (少し前に参拝した伊勢神宮近くのカフェから撮影) 和名は「宿り木」または「寄生木」。 ヤドリギというワードだけは知っていましたが、チコちゃんに叱られるレベルでただぼんやりと知っていただけ。 どういうものなのか、この日初…

ベストの状態で仕事に向かうのは難しい

今朝、ラジオを聴いていたら、女性のアナウンサーが「あの」というつなぎ言葉を頻繁に使いながら気象予報士と天気について話をしていました。NHKで働いている方なのだから伝えるということに慣れているのに、珍しいことだと思いました。 もちろん、放送時間…

見えているはずのものが見えていないこと

ある日、マンションから外を眺めると街は靄の中にありました。 朝日に照らされ白く光る雲に覆われた街。そこに送電線のタワーだけが逆光の中でくっきり黒く、街を横断するように連なっていることに気が付きました。靄の中に鉄塔だけが続いている。それは幻想…

心が満ちるのを待つという余裕

「やる気だけがあっても意味がない」というタイトルのYouTubeでタモリさんと林修さんがお話をしているのをぼんやりと見ていて考えたことがあります。 やりたいことを探している人の心の中にはどんなことがあるのだろう。やりたいことはそこにないかもしれな…