6/12『悪口やいじめの生まれるところ』を拝読し、ふと『悪気(わるぎ)』という言葉を思い出しました。
AさんがBさんに、Cさんについてのちょっとしたグチを言う。
その時、最後に「でもCさんも悪気はないのよね」と付け足す。
さて、これは悪口でしょうか。
多分Aさんは悪口を言ってしまったと自覚していると思われます。
そこでその罪悪感を緩和するために「でもCさんも悪気はないのよね」と付け足す。
Cさんも悪い人じゃないのよ、でもちょっとあの時のアレはアレよねぇ…という感じ。
Cさんに本当に悪気がなかったとして、Aさんを知らぬ間に不快にさせていたとして…
さて、Cさんに罪はあるでしょうか。
BさんなどはAさんからその話を聞いても、「なにがそんなに気になるの?」と思っているかもしれません。その場合は、不快感も悪気も罪もどこにもないように見えます。
ということは、不快感も悪気も罪も、創ったのはAさんなのでは…
『悪口やいじめの生まれるところ』を拝読した時、
「他者をいじめたり悪口を言う人は自分のことがきらいなんだろうなぁと思います」
とコメントしました。
そしてやっぱり、このパターンでもAさんはあまり自分のことが好きではないような気がします。
厳密に言うと、AさんがCさんの言動に引っかかった点においてのみ、Aさんは自分のその部分が好きではないのです。自分が自分に許可できていない言動をするCさんを見て、どうにもモヤモヤしたからついBさんに…
わたくしの過去にも心当たりがありすぎて涙が頬を伝います…(;・∀・)汗か
人は鏡ということですねー、よく言われることですが。
(ikue)