※この画像は、本文の内容を基に、ChatGPTのDALL・E3というプラグインを使って生成しました
人と動物の大きな違いは、「意識」があるかないかではないだろうか。人は他者と意識を交流し合うことで、言葉や文明を発展させてきたのだろう。
一方、意識がもたらす苦しみもあるように思う。私たちは他者の意識を想像はできても、完全に共有することはできない。人の数だけある意識の違いが、争いを産むこともある。
個体の認識できる範囲内のことなので、知識や経験を重ねても、個人の意識に完璧はない。以前、井上さんもブログにしておられたが、人は自分の意識が他者のそれより正しい、と過信しがちなのではないだろうか。
意識とは、完全ではないにもかかわらず、完全だという夢を見がちなもののような気がしている。個体としては、そう考えた方が、迷いなく生き残りやすいのかもしれない。ただ種としては、それこそが進化の妨げになっているようにも感じる。皆が疑心暗鬼になれば、世界は自分対敵に分断されるだろう。
「自分の意識は絶対的なものではない」ということが、人が意識できる最も確かなことではないだろうか。そこから始めないと、人の分断を超えることはできない気がしている。
(MK)