なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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共感と身体性

私達は何かが上手くいかない時に、頭で考え言葉を尽くして解決しようとしがちだ。哲学的手法はその代表かもしれない。だが、身体を使うことで解決を促せることも多いのではないだろうか。

てんとうむしさんが、先日の「議論と対話」ブログ内のコメントで「立場を超えて、人が対等に対話することは可能なのか」と問われていた。

「対話」というテーマの哲学カフェで「対話は言葉とはかぎらないのではないか」という意見が出たことを思い出した。ライブ会場の中、ダンスフロア、スポーツ観戦中にも、言葉によらない対話がおきているのではないかということだ。また、合奏や合唱、セッションのように共同演奏中の奏者には、聴き合おうという意識が働くはずだ。音楽の生まれる現場には、最も共感的な空間が湧き上がっているに違いない。

こんなに巷には共感の場が溢れているのだから、難しいと感じる対話の場にも応用はできそうだ。困難な会議や対話の開始前と中休みに簡単な音楽セッション(+ダンス)に参加してもらうと、対話に入りやすいのではないだろうか。大掛かりな実験と検証が必要かもしれないが、音楽と踊りの専門家に、会議に使えるような短い曲(+ダンス)を考えてもらえたら、この世はもう少し平和に近づけるのかもしれない。

(MK)