なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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説明スタイル

最近、「ポジティブ心理学入門」という本を読んで、説明スタイルという言葉を知った。同じ出来事でも、楽観的な人と悲観的な人で受け止め方が違う。その違いを「永続的・一時的」「普遍的・特殊的」「内的・外的」という三種類の視点で分けることにより感性の違いが浮き彫りになるそうだ。楽観的な人は、不幸な出来事について一時的・特殊的・外的なことだと受け取ることが多い。

私は、「中・外」「全体・部分」という見方(ケン・ウィルバーの考えらしい)が好きで色々なことを考える時に使っていた。説明スタイルは、これとは違うが、物事をわかりやすく理解できる道筋を示していると感じた。

ただ、そのままでは私にとっては使い勝手が良くない。「永続的・一時的」というのは時間のことと理解できる。認識をしている対象と自分のことを「内的・外的」と考えると理解できる。この2つは、今までの自分の考えになじんでいる分け方である。

しかし、「普遍的・特殊的」はどう扱えばよいのだろう。普遍的ということは、いつもそうなっているということなのであろう。そうであるなら、何か仕組みや構造がしっかりとできていて、今回の出来事がその通りになっていると感じる時に、私は普遍的であると理解する。

一方、特殊的というのは、何か支配している仕組みや構造が無かったり、そこから外れたりした状態なのだろう。私には、こう考えることがしっくりと来る。つまり、「構造の有無と逸脱」と考えることができる。

説明スタイルは、感情の世界の話であるが、この見方は拡張性があると納得したのである。

(寺)