なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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純粋な心

先日、良心について考える場にいた。良心という言葉は普段使うことが無い、ましてやそれについて考える機会が無い。楽しく時間を過ごせた。そこで出た1つの意見に、「良心は純粋なものである」というものがあった。色々なことをする時に、良い心でスタートすることもあるが、後から何らかの損得を少し考えてしまう。そうなると、良心に基づく行動では無くなるという見方である。確かに、事故に遭いそうになった子供を車道から戻す。その時には助けるという気持ちだけが純粋にあると思う。

しかし、このように純粋な心だけで一日を過ごすことは難しい。更に、純粋な心といっても、自分の中に良心以外の心もあり、純粋だけで話が済むものではない。考えずに行ったことが残念な結果になった経験を私はいくつも思い出せる。結局、意識とかいうものにお世話になるのであろう。

そこで、更に考える。私が普段何かを思い、考えているという状態と、思わず行動するという状態以外に、どんな状態があるのだろうか。後世に残るような発見・発明をした人の話を読むと、「徹底して考え抜く」ということを行っている。これは、あれこれ迷って考え込んでいるのとは違う、集中して考えている状態である。そんなに根を詰めて考えた経験は少ないが、その経験を思い出すと、山を越えてからはある種の爽快さがあった。

普段の意識と、思わず行動するときの意識と、徹底して考え抜くときの意識。場や環境に合わせて意識が介入するレベルを変えることが出来るなら、それは1つの才能だろう。

(寺)