なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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感情の判断はどうしたらいいー。(by Ado)

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先日の哲カフェ、テーマは『気分について』。このテーマで僕が追究したかったのは「なんとなく」の正体でした。「なんとなく乗り気がしない」「なんとなく嫌なんだよね」「なんとなくしたくない」etc. これらのネガティブな表現は「なんとなく」⇒「気分的に」に変換しても、そんなにニュアンスは変わらない。

 

その「気分的に」とは、いったい何なんだと考えてた訳です。「他人の使った箸は気分的に使いづらい」の「気分的に」なんです。何故汚いと感じてしまうのか?そんなに神経質になる必要はない、と頭では充分理解していても、いったん気になると気になるものなのかもしれません。

 

僕はまだ大丈夫ですが、電車の誰が使ったか分からないつり革を触るのが嫌だという人もいるかもしれません。その人もやっぱり「気分的に嫌なだけだ」というかもしれませんが、いったい何がそんなに嫌なんでしょう。もう主題が「気分」から大きく離れていったのを感じながら、取り敢えず《気分》に近い《気持ち》や《感情》、《気味》《機嫌》との意味の違いを考えてゆきます。

 

※表の文字が見えにくい場合は、表をクリックすると拡大されます。

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「ライト・ポップ感」というのは、例えば「時代の気分」という言い方はありますが、「時代の気持ち」はあまり聞きません。

 

「精神的な快」で「気持ちがいい」とは言わないことも無い。というのはオリンピック金メダリストの北島康介さんが、「今のお気持ちは?」と聞かれて、「超気持ちいい」と答えたのは有名です。

 

「主-客体間での客が良い状態」というのは、例えば「雲一つない気持ちのいい朝で、起きたばかりの僕も気分が良かった」のケースで、客体が「雲一つない朝」になります。その時の主体は「僕」になるでしょう。

 

「主-客体間での客が悪い状態」というのは「気持ちの悪いホラー映画を観て、私は気分が悪くなったor 私は気持ちが悪くなった」のようなケースで、主体の私はどちらの表現もアリです。

 

ここで「気分の良い朝で、いいことがある予感がした」の時の「気分の良い」は、起きた時の「私」の状態と解釈したのですが、もしかしたら「朝」そのものが「気分が良い」と思われるかもしれない。でも「気分が良い」のは「私」だと考えるのですが。

 

そして『感情』は、更に複雑な人間の気持ちをカッコつけて表した単語になると思います。

 

『気味』『機嫌』も時間があれば考察出来るので、いつか時間のある時にやってみましょう。

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