輝くといっても、魂だの愛だのについての話ではありません。どちらかというと「萌え」に近い感覚の話です。
皆さんに支えられて哲学カフェを開催しています。テーマを考える時、私はよく1つの言葉を選びます。
私は、言葉について考えることが好きです。「この言葉は私の中でどのように捉えられているのだろう」「なぜ、そのように考えるのだろう」と、自分なりに言葉の定義について考えます。
よく話をするあの人なら、この言葉をどのように説明するだろう。そして、その言葉に隠されている意味は何だろう。ある程度その言葉で遊んだら、辞書も調べてみます。
私は、辞書を「編纂者との対話」と捉えています。辞書で示された意味や説明、省かれたであろう内容、辞書の編集方針などを踏まえ、編纂者が捉えている世界がこの短い言葉で表現されていると想像します。「舟を編む」とは、こういう世界なのかもしれません。
しかし、これは私の話。
ほかの人と話をしていると、私のように言葉に反応するのでは無く、文章やストーリーに輝きを見つけている方もいらっしゃるようです。その方にとって、文章はそれだけで輝きを持ったものなのでしょう。
皆さんが心を動かされるのは何でしょうか。
(寺)