なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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KAMONANBANとヤハウェ

カモナンバン。カモは鴨のことだと直ぐにわかるが、ナンバンとは?
南蛮であろうことも、直ぐに推測できる。異国という意味も。
鴨異国そばとは何故?
江戸時代、異人がやたらとネギを食していたことから鴨ネギそばのことを鴨南蛮そば、と言うようになった、ということらしい。
鴨南蛮が生まれたのは1810年。現在2023年だから213年間も使われてきた呼び名。
そして今後100年後もカモナンバンという響きは人の口から聞くことが出来るだろう。
初めは誰でもその由来=意味が分かっていたのだろうが、現代では調べてみないと中々その由来=意味が分からない。
鴨という鳥が絶滅でもすれば、カモナンバンのカモの響きさえ何のことだか分からなくなるだろう。
だけど、代用品で作られた食べ物にカモナンバンという日本語が依然使われていると思う。
更に100年後、もうほとんどの人はカモナンバンの由来が分からずに、ある種の料理をずっとカモナンバンと言って食しているに違いない。なんか響きが良いから。
現代、誰でもその由来を知っているモノも、そのうちだんだんと由来が分からなくなり、由来も諸説あってはっきりしない、という風になるのだろう。
いや、現代では電子媒体というものがあり、100年後だろうが500年後だろうが、その記憶は失われない。と思うだろうか? 電子百科事典、インターネットに流布している知識は永遠の寿命が。
だが、近未来、マッドマックスや北斗の拳の世界。あの世界に全ての情報が何者かによって永遠の命を保っているとも思えない。
近未来では、再び大切な情報は人の頭の中にあり、人から人へと伝えられるのみとなるかもしれない。
そのころ鴨南蛮という文字は何と読むのかさえも分からなくなってはいまいか?
ヤハウェのように。

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