自分で自分を守るとはどういうことなのか、何を守りたいのだろうかと考えた。お金や生活も大事だが、一番はプライドかもしれない。
女性の場合、若いうちや子どもの頃から自信をなくしてしまうことが多いのではないかと思う。成長期に男性と比べて身体能力が劣っていくこと。思春期の多感な時期から内面より外見を比較され、勝手な判断をされること。学校で男女平等を教わるのに、社会に出たら男性社会に馴染まないといけないこと。結婚が一番の幸せであるといった周りの価値観を強引に押し付けられること。こういったことによって、大人になるにつれて堂々とした自信がしぼんでいく気がする。
「女性には女性にしかできないことがある、出産や授乳は女性にしかできないことで、男性にはない素晴らしい身体の機能なのだからプライドを持てばいい」という人も多いが、出産できない人、出産を選ばない人はどうなるのだろう。女性にしかできないことが、身体的なことだけというのはおかしいと思う。男性に「男性には子どもを作る機能が備わっているから素晴らしい。自信持ってね」とは誰も言わない。
たまたまその性別で生まれて、生まれつき備わっている機能にプライドが持てるのだろうか? 男性社会から見ると、女性の内面的な良さは目立ちにくく、身体面が注目されるせいなのかもしれない。
女性が、自身の内面的な良さにプライドが持てて評価される社会になったらいいと思う。もし女性が主体となって今の社会を作っていたとしたら、どういうものになっただろうかと考える。今と変わらないのかそれとも大きく違うのか。
内面を見つめるためには、おなごテツの参加はとてもためになる。
(T)