なごテツ世話人&ファンのつぶやき

「なごテツ」の世話人およびファン倶楽部のメンバーによる個人的なつぶやきブログ。なお、ここに書かれているのはあくまでも個人の意見で、「なごテツ」の意見ではありません。

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2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ズルズル。

少し前にかなり思い切って、持っていたほとんどのCDを手放してしまった。 かなり好きだったものも。 過ぎ去った事を思い出す時、大抵「寂しさ」のようなものを感じる。 シトシトと静かに降る雨のような。 楽しかった記憶も好きだった音楽も。 だから昔好きだ…

住む場所を変えると考え方が変わるかも?

私たち夫婦は、先月から「バンワーク」を始めました。「バンを家として生活する」のが「バンライフ」で、「バンを事務所として仕事をする」のが「バンワーク」。私が考えた造語だと思っていたのですが、インターネットで検索したら400件ほどヒットしてガッカ…

「反出生主義」っていいかも……

『周りは皆楽しそうにやってるのに、自分だけ詰まらない辛い惨めな毎日を過ごしている。そんなこと大声で言って「だっせーやつ」「かわいそうなお人」って思われるのもヤダなー。ん?』 ——人間は元来惨めな生き物で、最初から生まれてこないのが一番幸せ。一…

「希望のかなた」でのカントVSカウリスマキ

youtu.be いつでも嘘は罪なのか? 最近フィンランドの映画「希望のかなた」を観ました。 この映画ではさまざまな嘘が主人公をかくまってくれます。 (このあと映画のネタバレを含みますのでご了承下さい) 映画のあとで、嘘の問題を考えたカントの話を思い出…

感情に従えば良いのか?理性に服すれば問題はないのか?

先日のカフェ『自分のミス、受け入れられますか?』はファシリテータの意図した《自分の》と言うところが、ポイントだったかもしれない。なかなか自分のミスを具体的に言うのは難しく、結果他人のミスを週刊誌を読むように興味本位で聞くには不充分だった。 …

意外にとってもオノマトペ

4月23日の哲カフェは『オノマトペから考える』だった。『「オノマトペ」は人の五感を聴覚で表現したものである』と、なかなかコンパクトで的をついた意見が印象に残った。 『原初のことば、例えばカミナリのことは「ゴロゴロ」ということばで充分通じるのに…

雨女と晴れ女

コロナ禍になって遠出をする機会が少なくなりましたが、以前は子供が帰省すると同一市内に住む姉を交えて時々遠出をしていました。そんな時交わされる恒例の会話が、 姉:私、晴れ女だから大丈夫!妹:私、雨女だからなぁ・・。 です。 もちろん「雨女」に科…

「思いやり」と「お為ごかし」

「思いやり」とは何だろう。「地球にやさしい」という言葉が人口に膾炙して久しい。これは私たちが地球に思いやりを持っているという事だろうか。いや地球自体には感情がないから、私たちは地球の思いを察することは出来ない。どんなに地球生態系に利する行…

読者に媚びることは読者を裏切ること --諌山創の言葉より --

先日の雑談タイムで話題に上った『進撃の巨人』、ストーリー展開の面白さやキャラの魅力もさることながら、反出生主義やレイシズム、壁の内と外、戦うことの意味など、様々なテーマについて考えさせられる作品です。 この作品、読者(視聴者)に対してあまり…

片隅の美

お散歩が楽しい季節です。 GWでも特に遠出はしませんが、近所をぶらぶらするだけでも幸福感があふれてくる五月(*´ω`)しあわせー いつも通る道に、玄関前に古い椅子が置いてある家があります。その椅子には古く色あせたクマのぬいぐるみがいて、その横に黒…

神の前で、神と共に、神なしに生きる

以前おなごテツでボンヘッファーのこの言葉を紹介したことがあります。 ボンヘッファーは、若くして神学博士となり天才と謳われながら、ヒトラー暗殺計画に加わった罪で絞首刑に処せられたドイツのキリスト教神学者です。 『獄中書簡集』には以下のような記…

やっぱり「教養」って………

先日の哲カフェ、先回お流れとなった「教養とは」がテーマでした。前半は教養をポジティブなものとして捉えた意見が多かったようです。というか、教養という言葉の持つポジティブな面からの各自の思いが語られました。 そうすると当然、この言葉の持つネガテ…

学習とは

ずっと引っかかっていることがあります。ある学生の方の「勉強に追いまくられていくうちに、型に填められていくようで怖い」という言葉です。まだ若いのに、このような気持ちを持てるほど、自分を確立していらっしゃるということに驚きました。そして、この…